レーザーは、「Qスイッチ」「パルス」といった言葉が頭につくことがありますが、これは、光の発振の仕方を表したもので、「Qスイッチ」とは、光エネルギーをためて、ストロボのように間隔を置いて照射するタイプです。
出力が強く、表皮や真皮のシミ治療に使われます。
「パルス」は、一定の間、照射を持続させる方法です。Qスイッチより出力が弱いので、皮膚の表面にできたシミに有効です。
・ルビーレーザー
黒や褐色のメラニン色素に反応し、メラニンやメラノサイトを破壊します。
シミの他にも青あざやタトゥーを除去することができます。
・YAG（ヤグ）レーザー
ルビーレーザーよりも深いシミやあざなどに効果があります。その分、痛みも強くなり、出血も考えられます。
ニキビ跡や脱毛などに使われるタイプもあります。
・アレキサンドライトレーザー
毛に含まれているメラニン色素に反応して、毛根や毛乳頭にある毛母細胞を破壊します。
主に脱毛用として使われていますが、シミやそばかす、あざなど、浅いものなら効果があります。
・フラクショナル（フラクセル）レーザー
狭い範囲に強い熱を放出し、肌を活性化させます。痛みもあり、シミやシワ、たるみ、傷の治療に使われています。
