小顔になるマッサージ法が話題となり、クレンジングの際にマッサージをついでにするという人が結構多いようですが、これは要注意です!
前回お話したとおり、クレンジングには、メイクの油分を乳化させて落としやすくするために、界面活性剤が多く使われています。
そのため、クレンジング剤を肌の上に数分間のせたままにすると、界面活性剤が本来肌に残るはずの皮脂までどんどん取り除き、乾燥の原因となります。
クレンジングはメイクを浮かせて落とすもの。「マッサージをしながらメイクを落とす」という考えはやめましょう。
では、正しいクレンジング法は?といえば、「手早く落とす」が鉄則です。
クレンジング剤を手に取り、少し手のひらで温めてから、皮脂の多い額や鼻筋のTゾーンから伸ばしはじめ、次に頬やあごのUゾーン、そしてデリケートな目元、口元に伸ばします。
*クレンジング剤はケチらず、たっぷり使いましょう。量が少なすぎると顔全体に伸ばしきれなかったり、肌への摩擦が大きくなり、シミやシワの原因に!
時間にすると、ささっと1分以内にクレンジングを終わらすのが理想です。
「1分じゃ落としきれない!」という声も聞こえそうですが、クレンジングの段階で完全にメイクを落とす必要はありません。
*この方法でウォータープルーフマスカラや落ちにくい口紅が肌に残ってしまうという人は、クレンジング前に、刺激が強い専用リムーバーでなく、オリーブオイルを含ませたコットンでなじませ、拭き取ることをおすすめします。