シミ、白斑化粧品の白斑被害、カネボウ関連以外にも19件

カネボウ化粧品(東京)の美白化粧品で肌がまだらに白くなる白斑の被害が起きた問題で、厚生労働省は2月12日、化粧品を使い白斑や白斑に近い症状の報告が19件あった、と発表した。

厚労省は昨年8月、全ての化粧品や医薬部外品の製造販売業者に自主点検を求めた。

その結果、今年1月までに、問題となったカネボウの化粧品の有効成分の関連を除き、167件の白斑などの症例が報告された。専門機関が分析したところ、19件で「因果関係が否定できない」と結論づけられた。

厚労省は「特定の製品や成分で被害が集中しているわけではない」として商品名を明らかにせず、各社への回収も求めていない。

<読売新聞2014年2月13日>