ローマ二日目はバチカン市国へ行ってきました。
バチカン市国は、イタリアのローマ市内にある世界最小の独立国家です。
カトリック教会の総本山として知られ、国全体がユネスコ世界遺産に登録されています。
私たちが訪れた日は、3月29日。
聖週間の始まりを告げる重要な行事「枝の主日(パームサンデー)」が開催されるということでした。
この日を皮切りに、バチカンでは4月5日の復活祭(イースター)に向けた一連の「聖週間」の儀式が続きました。
イタリア語で何を言っているのかさっぱりわかりませんでしたが、ローマ教皇のミサを聞くことができ、遠くからでしたが姿も見ることができました。
モニターやスピーカーもしっかり設置されていました。

ところで、サンピエトロ広場に入る前に、多くの人がオリーブの枝を手に持っていたのですが(入り口で配っていました。無料のようでしたが、みなさん数ユーロ渡していました。)、日本で育った私には、何の意味があるのか頭の中は「???」。
「パームサンデー」でオリーブの枝が使われるのには、聖書に基づいた象徴的な理由と、地域の事情という2つの側面があるようです。
1. 「平和」と「勝利」のシンボル
聖書(新約聖書)の記述では、イエス・キリストがエルサレムに入城する際、人々がナツメヤシ(パーム)の枝を道に敷いて歓迎したとされています。
これに対し、オリーブは古来より「平和」や「神との和解」を象徴する植物です(ノアの方舟の鳩がオリーブをくわえてきた物語に由来します)。
そのため、イエスを「平和の王」として迎える意味を込めてオリーブが使われるようになりました。
2. 地域の植生による代用
本来は「ナツメヤシ」を使うのが正式ですが、ナツメヤシが自生していないイタリアなどの地中海沿岸地域では、身近にあり、かつ神聖な木とされるオリーブの枝を代わりに使用する習慣が定着しました。
バチカンでの例
バチカン(ローマ)で行われるミサでは、以下のような使い分けが見られます。
• 教皇や行列の先頭: 立派な編み込まれたナツメヤシの枝を持ちます。
• 一般の参列者: 主にオリーブの小枝を持ち、ミサの後に「祝福された枝」として家に持ち帰ります。
ちなみに、持ち帰った枝は十字架の後ろに飾ったり、翌年の「灰の水曜日」に燃やして灰にしたりするのが伝統的な習わしのようです。

バチカン観光は素晴らしいですが、息子には少し退屈だったようで、帰りにサンタンジェロ城の周りにある公園に立ち寄り、少し遊んで帰りました。
今回、中には入りませんでしたが、サンタンジェロ城(Castel Sant’Angelo)は、2000年近い歴史を持つ円筒形の要塞・博物館で、テヴェレ川のほとりに位置し、バチカンのすぐ近くにあります。
亡くなった偉人や、位の高い人物(皇帝や王など)の霊を祀る霊廟(れいびょう)から始まり、中世以降は軍事要塞、教皇の避難所、刑務所として使われ、現在は国立博物館となっているそうです。






